北秋田市の2月定例市議会は、18日に開会する。これを前に市は5日、同定例会に上程する新年度予算案などを発表。任期満了(4月16日)に伴う市長選挙を控えていることから骨格予算となり、予算総額を約241億3,660万円とする。
今定例会には「北秋田市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用等に関する条例の一部を改正する条例の制定」案など条例案10件、補正予算案5件、当初予算案19件、工事請負契約の締結など単行議案6件、報告1件の計41件を提案する方針。
うち令和7年度一般会計当初予算案は4月の市長選挙を控えた骨格予算としつつも、「市民が安心して暮らせるよう切れ目のない支援を行う」ための予算を措置。増額は4年連続。具体的には、地方交通の確保対策をはじめ、人口減少・少子化対策として「きたあきた出産まるっと応援事業」、高齢者対策として日常生活支援事業をそれぞれ継続する。
また、新規事業として4月に開設する「こども家庭センター」関連事業、ICT学習環境整備事業、鷹巣中学校体育館改築事業などの予算を計上。予算総額は、前年度比5億2,971万1,000円、2.2%増の241億3,659万7,000円とした。
こども家庭センターは、現在こども課所管の「子ども家庭総合支援拠点」と医療健康課所管の 「子育て世代包括支援センター 」を統合して設置。市は「児童福祉と母子保健の両機能を一体的に支援することにより、こども課と医療健康課のみならず、関係機関との連携が強化され、妊産婦、子育て家庭、子どもを対象とした包括的な支援の充実につながるものと考えている」としている。
このほか、6年度一般会計補正予算案は、現行の予算総額から2億3,592万1,000円を減額し、当初からの累計を276億1,632万1,000円とする。市が掲げた7年度一般会計当初予算案の主な歳出は下段のとおり。 (午前零時)
○路線バスフリーパス助成金=708万5,000円
○大館能代空港利用促進事業補助金=6,336円
○高齢者等日常生活支援事業=700万円
〇きたあきた子育てクーポン事業=1,110万円
○保健センター改修事業=8,842万8,000円
○帯状疱疹予防接種事業(一部定期接種化)=983万円
○きたあきた出産まるっと応援事業=1,365万8,000円
○有害鳥獣駆除事業=2,816万9,000円
○森林環境譲与税事業=2億28万3,000円
○北秋田市観光物産協会支援事業=1,545万円
○阿仁分署建設事業=7,000万5,000円
○【新規】鷹巣中学校体育館改築事業=2,646万6,000円
○ICT学習環境整備事業=3,726万8,000円
○文化会館外壁等改修事業=1億4,860万円
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