県保健・疾病対策課は23日、今年第3週(1月13日〜19日)の感染症発生情報を公表した。それによると、県内52医療機関からの報告に基づく1医療機関あたりインフルエンザ患者数は、県平均で前週から32%減少。全9保健所管内で減少し、うち秋田北地方は県内最少の大館管内で唯一5人を下回ったほか、前週に県内2番目に多かった北秋田管内も前週の半数以下となった。
同課が作成した第2週(1月6日〜12日)との比較による第3週の保健所管内別インフルエンザの1医療機関あたり患者数は下段のとおりだが、県平均は18.75人から12.69人へと32%減少し、2週ぶりの前週比減に。全9保健所管内で減少したものの、由利本荘管内(21.33人)に警報、湯沢(21.00人)、秋田市(15.64人)、大仙(13.29人)、横手(10.20人)、北秋田(10.00人)の
5管内に注意報をそれぞれ発令している。
うち秋田北地方は大館管内が第2週の8.17人から4.50人に減少し、県内最少を維持。また、第2週に県内2番目に多い23.00人にのぼった北秋田管内は10.00人に減少した。
同課は「県全体として、インフルエンザの発生規模が注意報レベルである10人を超えている。今後の推移に注意し、手洗いなどの感染予防を心がけて」と呼びかけている。
社会福祉施設などからのインフルエンザの集団発生は新たに県内14施設から報告があったが、秋田北地方は皆無。同14施設のいずれも、感染力が強く重症化しやすいA型を検出した。 (午後2時半)
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