県は12日までを雪害事故防止週間とし、県民に注意喚起している。とりわけ6日は、日中の最高気温が厳冬期としては異例の高さが予想されるため、屋根からの落雪や山間部での雪崩などに警戒が求められる。
1月は屋根からの雪下ろしを含む除排雪作業中の事故が例年多発傾向にあるため、県は雪害事故防止週間を定めている。今年は4日から12日までを期間とし、スーパー、ホームセンターなどでの除排雪中の事故防止に関するポスターやチラシ掲示、チラシ配布による啓発活動などを実施。
県内は年末から続いていた豪雪傾向がようやく一服し、秋田地方気象台が5日午後5時に出した週間天気予報によると、6日の最高気温は内陸北部の北秋田市鷹巣と同南部の横手市で各9度、沿岸部の秋田市で10度と予想。
翌7日も各地で7度前後が見込まれ、屋根からの落雪や山間部での雪崩などの危険性が県内全域で一気に高まり、屋根の雪下ろし作業では雪もろとも転落する恐れも。
県は1月上旬をめどに最新の雪害状況を公表するとみられるが、昨年末現在では北秋田市の80代男性が自宅倉庫の屋根の雪下ろし中に転落死したのをはじめ県全体が20人で死傷しており、冬本番のこれから人的被害のさらなる続出が懸念される。 (午前零時)
※このページには広告を掲載しております。
|