大館市比内町の「冬まつり」、比内とりの市は25日から2日間の日程で市立比内グラウンドを会場に開かれる。主催は実行委員会。第41回の今年は、イベントを一層充実させて誘客に力を入れる。
比内とりの市は、当時の比内町商工会青年部が昭和60年(1985年)に初開催。以来、特産の比内地鶏をメインに地元の素材をとことん使った「冬まつり」として、「見る・遊ぶ・買う・食べる」の4要素を盛り込みながら来場者も一緒に楽しめるイベントとして定着している。
ちなみに、昨年は暖冬傾向に伴う雪不足による影響で会場を当初予定の比内グラウンドから比内体育館前駐車場に移しての開催となったものの、来場者数はコロナ禍による2年間中止を経て3年ぶり開催の前年を3,000人上回る約1万6,000人を数えた。ただ、2万人を超えたコロナ前の来場者数には及ばないため、実行委員会はさらなる盛り上がりに期待を込めて準備に熱が入る。
実行委員会が作成した2日間の主なイベント内容は下段のとおりだが、会場中央に造られる神殿前ではオープニングセレモニーに位置づけた神迎えの儀、神火保存の儀(各25日)、比内鶏感謝祭、神送りの儀(各26日)を行う。
また、特設ステージや会場内広場では郷土芸能の披露、新春もちまき、比内地鶏卵キャッチ、人間比内鶏永唱大会、歌手のライブステージなど盛りだくさん。
例年同様、比内地鶏をたっぷり使った本場大館の「きりたんぽ鍋」や毎年行列ができる千羽焼きをたんのうできるほか、「すべてが比内地鶏にこだわったイベント」として来場者2万人台回復を目指す。 (午後1時半)
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