令和6年の県内交通事故死者は31人を数え、目標とする「27人以下」を達成できなかったものの、かろうじて2年連続の減少にこぎつけた。
平成17年(2005年)以降の過去20年間の県内交通事故死者数推移は下段のとおりだが、うち令和6年は前年比1人減の31人。同3年から7年までの5年間を期間とする第11次県交通安全計画で「死者数27人以下」とした目標を4年連続でクリアできなかったが、2年連続で減少した。
令和6年は、現在の集計方式となった昭和41年(1966年)以降の死者数としては令和3年の28人、平成29年の30人に続いて少ない方から3番目。また、統計を開始した昭和24年(1949年)以降の74年間では6番目に少ない。
秋田北地方では、元日に県内最初の死亡事故が上小阿仁村小沢田の国道285号で発生。続いて3月6日に北秋田市花園町の市道交差点、7月28日に大館市二井田の県道交差点付近、同31日に鹿角市花輪の市道、10月21日に北秋田市阿仁前田の国道105号交差点でそれぞれ発生した。
同地方の過去10年間の年間死者数推移は平成27年(2015年)が8人、28年が12人、29年が4人、30年が6人、令和元年が4人、同2年が9人、同3年が3人、同4年が8人、同5年が3人、そして同6年は5人で2年ぶりに増加。
なお、県は昨年12月29日から1月2日までを期間に、「高齢者交通死亡事故多発注意報」を発令している。同29日までの4日間に高齢者が関係する死亡事故が3件発生したことによるもの。 (午前10時)
過去20年間の県内交通事故死者数推移
平成17年 |
18年 |
19年 |
20年 |
21年 |
22年 |
23年 |
24年 |
25年 |
26年 |
27年 |
28年 |
29年 |
30年 |
令和元年 |
2年 |
3年 |
4年 | 5年 |
6年 |
75人 |
74人 |
71人 |
61人 |
64人 |
60人 |
57人 |
42人 |
48人 |
37人 |
38人 |
54人 |
30人 |
42人 |
40人 |
37人 |
28人 |
33人 | 32人 |
31人 |
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