BANNER1903J.BMP - 134,574BYTES
トップ
お悔やみ
以前の記事
政治
経済
社会
選挙
コラム

令和6年(2024年)12月27日付
2カ月ぶり上昇
 
県内の有効求人倍率

11月は1.26倍 

 

 求職者1人に対する求人数を示す県内の有効求人倍率(受理地・季節調整値)は1.26倍で、2カ月ぶりに上昇した。秋田労働局が27日公表した11月の県内雇用情勢で示されたもの。同局は「持ち直しの動きに弱さがうかがわれ、物価上昇等の影響により一部に厳しさがみられる」と、前月と同様の見方を示した。 

 県内の新規求人数は6,425人で、前年同月を5.2%、349人下回った。4カ月連続の減少。月間有効求人数は1万9,261人で、同6%、1,231人下回った。24カ月連続の減少。

 県内の新規求職者数は3,109人で、前年同月を5.6%、185人下回った。4カ月連続の減少。月間有効求職者数は1万4,462人で、同2.5%、364人下回った。3カ月連続の減少。

 この結果、11月の有効求人倍率は1.26倍となり、前月比で0.02ポイント高い。上昇は9月以来2カ月ぶり。本県の全国順位は23位で、前月から2つ上げた。

 県内の就職件数は1,265件で、前年同月を15.7%、235件下回った。4カ月連続の減少。うち45歳以上の中高年齢者は720件で、同10.3%、83件下回った。2カ月ぶりの減少。     

 事業主からは〇仕事の依頼は多いが、人手不足のため受注を抑えている(建設業)〇受注量が回復しないため、休業を継続する可能性がある(製造業)〇市場規模の縮小や物価高などによる収益減少に対応するため、採用計画の見直しを実施した(小売業)〇介護員の不足は深刻な状況であるため、利用者数を制限して対応している(介護事業)〇原材料や燃料費等の高騰に関連してメニューを値上げしたところ、結果的に客足が減ってしまった(飲食サービス業)などの声が聞かれた。

 同局が作成した県内各職安別の11月求人・求職状況のうち大館、鷹巣、鹿角の秋田北地方3職安管内の状況(受理地・常用)は下段のとおりだが、大館は前月に比べて0.02ポイント、鹿角は同0.07ポイントそれぞれ低下し、唯一1倍割れの北秋田は前月と同水準。 (午前11時45分)

241227P1.JPG - 32,768BYTES241227P2.JPG - 45,056BYTES

※このページには広告を掲載しております。