県保健・疾病対策課が5日公表した今年第48週(11月25日〜今月1日)の感染症発生情報によると、県内の定点医療機関(51カ所)から報告があった新型コロナの1医療機関あたり感染者数は6週連続で増加し、10人に迫った。うち秋田北地方は大館保健所管内が2週連続で県内最少な半面、北秋田同は前週の2倍以上に急増して12週ぶりに15人以上となり、9管内中2番目に多い。
同課が作成した前週比による第48週の保健所管内別新型コロナの1医療機関あたり感染者数は下段のとおりだが、県平均は前週比1.55人、19.5%増の9.51人。6週連続で増加し、この状態で推移すれば第49週(今月2日〜8日)には最後の2ケタ台だった第36週(9月2日〜8日)の12.13人以来、3カ月ぶりに10人を超える可能性が出てきた。
うち秋田北地方は、大館管内が前週比0.83人減の3.67人。4週ぶりに減少に転じ、2週連続で県内最少にとどまった。半面、北秋田管内は前週の6.33人から15.33人へと2.4倍に急増。2週ぶりに増加し、同じ県北地域の能代管内の16.00人とほぼ同水準で県内2番目に多い。北秋田管内で15人台にのぼるのは、15.00人だった第36週以来12週ぶり。
第48週の1医療機関あたり感染者数を実数に換算すると、県全体では前週の406人から485人に、北秋田管内は同19人から46人に、それぞれ増加した。一方、県内最少の大館管内は同27人から22人に減少。
新型コロナの集団感染報告施設数は、29施設だった前週から12施設に減少。うち秋田北地方は大館管内の医療機関と社会福祉施設各1カ所、北秋田管内の高齢者施設1カ所の計3カ所から新たな発生報告があった。 (午前零時)
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