秋田北地方(大館、北秋田、鹿角、小坂、上小阿仁の5市町村)を管轄する大館労基署は、転倒災害の多くが降雪期に発生しているとして注意喚起を図っている。発生場所は、駐車場が最も多い。
同署が作成した昨年までの過去3年間の降雪期の転倒災害・発生場所別状況は下段のとおりだが、屋内外をあわせた管内の合計は減少傾向にあるものの、同3年間の計で93件にのぼる。
うち屋外は過半数の52件を数え、雪や凍結などが要因。敷地外管理地を含む駐車場が22件で最も多く、これに通路や作業場所などの敷地内16件、道路(敷地外公道)15件などが続く。
また、発生時間帯は午前7時台から10時台にほぼ集中しているほか、年代別では50歳以上が群を抜いて多い。さらに、ケガの程度は1カ月以上3カ月未満が過半数を占める。
同署は「管内は降雪のほか、冷え込みが厳しいこと、日中と夜間の温度差が大きいことから、溶けた雪が凍るなどにより、積雪下の路面が凍結している状況での駐車場や敷地内の歩行中の災害が多く発生している」とし、細心の注意を促している。 (午前零時)
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