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令和6年(2024年)11月21日付
10月は2万人突破
 
開港以来2回目
 
大館能代空港利用者数

 10月の大館能代空港利用者数は、開港以来2回目の2万人超えとなった。県が20日公表した同月の利用実績で示されたもの。著しく低迷していた貨物取扱量は、今年初めての増加にこぎつけた。

 東京(羽田)、大阪(伊丹)、札幌(新千歳)の3路線で平成10年(1998年)7月に開港した同空港は、翌11年11月に札幌、同23年(2011年)1月に大阪の両路線を「運休」の扱いながらも事実上廃止した形で、羽田線が唯一存続。令和2年(2020年)10月25日を皮切りに始まった羽田線1日3往復化は、来年3月29日まで延長することが決まっている。

 県が作成した今年1-10月と前年各月の利用者数推移は下段のとおりだが、今年10月は2万314人で、前年同月に比べて2,630人、14.9%増加した。2万1,984人で開港以来初めて2万人を突破した8月以来の2万人超え。搭乗率は70.9%で、同8.7ポイント上昇した。

 また、1-10月の累計利用者は前年同期比1万4,658人、10%増の16万1,237人。冬場の1月、2月に前年割れだったものの、3月以降は7カ月連続でプラス実績を確保した。

 一方、1月が前年同月比55.5%、2月が46.7%、3月が23%、4月が44.4%、5月が35.1%、6月が36.6%、7月が43.9%、8月が46%、9月が57.8%の各大幅減に悩まされてきた貨物の取扱量は、10月になってようやく好転。10月取扱量は入出荷あわせて同1,980.7キロ、40.5%増の6,870.3キロで、入荷が緩やかな伸びだったのに対し、出荷が一気に増加した。

 併せて同日公表した秋田空港の10月利用者数は前年同月比6,101人、5.3%増の12万686人で、8月の12万745人に続く今年2回目の12万人超え。1-10月の累計は前年同期比4万8,717人、5.1%増の101万2,246人で、10月に100万人を突破した。 
(午前零時)

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