国土交通省東北運輸局は19日、東北の日本版ライドシェアの導入状況を公表した。本県では、秋田交通圏(秋田市)で許可申請受付中なほか、大館市で意向調査を実施している。
日本版ライドシェアは、タクシー事業者が管理する地域の一般ドライバーが自家用車を活用し、有償で乗客を送迎するサービス。タクシーの運転手不足を補うことを目的とし、国土交通省の指定する地域や時期、時間帯で実施される。
これとは別に、バス事業やタクシー事業によって輸送手段を確保することが困難な場合、市町村やNPO法人などが自家用車を活用して提供する有償の旅客運送を公共ライドシェアと呼んでいる。
今公表によると、東北では宮城県仙台市で6月7日に、青森市を中心とする青森交通圏で7月26日に、日本版ライドシェアの運行を開始した。
また、7月に許可を得た山形県尾花沢市では12月に運行を開始する予定なほか、本県の秋田交通圏(秋田市)、岩手県の下閉伊郡(岩泉町など)、福島県の二本松交通圏(二本松市)でそれぞれ許可申請受付中。
一方、秋田北地方5市町村で唯一導入に向けた動きがある大館市では、意向調査を行っている。旧比内町、旧田代町を除く同市内の配車アプリが普及していない地域で金曜、土曜の各午後4時台から翌日の午前5時台にかけての実施を視野に入れている。 (午前10時)
※このページには広告を掲載しております。
|