仙台管区気象台は19日、12月以降の東北3カ月予報を公表した。本県を含む東北日本海側は冬型の気圧配置が強まる時期のほか、低気圧の影響を受けやすい時期もありそう。このため、今冬の同日本海側の降雪量は平年並みか多いとみている。
東北日本海側の月別予報のうち12月は、平年と同様に曇りや雪または雨の日が多いと予想。1月は冬型の気圧配置が強まる時期があるほか、低気圧の影響を受けやすい時期もあるため、平年に比べて曇りや雪の日が多い見込み。さらに、2月は平年と同様に曇りや雪の日が多いと予想している。
一方、東北太平洋側は各月とも「平年と同様に晴れの日が多い」と、降積雪の厳しさに直面する同日本海側とは対照的に"心地よい冬"が今季も見込まれる。
同3カ月間をとおしての平均気温は東北全般にほぼ平年並み、降水量は東北日本海側で平年並みか多く、同太平洋側でほぼ平年並み、同日本海側の降雪量は平年並みか多いと予想。
併せて同日公表した今月1日〜17日の天候経過は、高気圧と低気圧が交互に通過し天気は数日の周期で変わった。移動性高気圧に覆われやすく、西高東低の気圧配置は一時的だったため、日照時間は日本海側を中心に平年を上回った。
降水量は平年を下回ったものの、湿った空気の影響で東北南部では平年を上回った所も。寒気の影響を受けにくかったため、気温は平年を上回った。
同気象台が作成した今月1日〜17日の平年比による気温、降水量、日照時間は下段のとおりだが、平均気温は東北北部を除いて平年を1度以上上回り、降水量は同南部を除いて平年を大幅に下回った。 (午後3時)
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