仙台国税局は11日、令和6年東北清酒鑑評会の審査結果を公表した。秋田北地方からは吟醸酒の部で大館市の北鹿と鹿角市の千歳盛が、それぞれ優等賞を受賞した。
東北の清酒製造業者の製造技術と品質の向上を図るとともに、酒類業の健全な発達に資するのが同鑑評会の目的。各酒造年度(7月〜翌年6月)に東北各地の酒蔵で製造した清酒を吟醸酒、純米酒の両出品部門で審査して品質評価員らが優等賞を決め、その中から特に優れた清酒には最優秀賞、評価員特別賞を授与する。
今鑑評会には、吟醸酒の部に122蔵(前年125蔵)が136点(同143点)、純米酒の部に122蔵(同118蔵)が138点(同134点)を出品。うち本県からは、吟醸酒の部に24蔵(同23蔵)が25点(同25点)、純米酒の部に25蔵(同24蔵)が27点(同27点)出品した。
同局が作成した両部門の優等賞のうち本県分は下段のとおりだが、このうち秋田北地方からは吟醸酒の部で北鹿の「北鹿」が2年連続、千歳盛酒造の「千歳盛」が同局が公表している平成24年(2012年)以降で初めて受賞した。
県全体では吟醸酒の部で8点、純米酒の部で6点がそれぞれ優等賞。ちなみに、前年は吟醸酒の部で秋田酒類製造御所野蔵の「清水」が最優秀賞、齋彌酒造店の「雪の茅舎花朝月夕」が評価員特別賞にそれぞれ輝いたが、今回は県内から上位2賞を射止めることができなかった。 (午前零時)
本県の吟醸酒の部優等賞
本県の純米酒の部優等賞
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