第147回県種苗交換会(JA秋田中央会主催)は1日、鹿角市を会場に開幕した。今回は農産品など県内の生産者からあわせて1,200点余の出品があり、審査の結果、最高位の農林水産大臣賞は8個人、団体が受賞した。
前身となる「第1回勧業会議」を明治11年(1878年)に開いて以来146年の歴史を誇る県種苗交換会は、毎年数十万人規模の見物客などが県内外から訪れる本県の一大農業行事で、鹿角市が会場となるのは平成27年(2015年)以来9年ぶり。今年は、1日〜5日の日程で開催。
農産物を中心とする県内生産者からの出品点数は、太平洋戦争時を除いて最も少なかった昨年より200点多い。川本朋彦審査長は「本年は、概ね平均気温が高く推移しましたが、7
月には大雨もあり、農産物の生育に影響を及ぼす気象となりました。こうした中にあっても生産者の皆様の努力により、1,209点が出品され、各部門とも品質の高い農産物等が多くみられました」と評価。
審査の結果、県知事賞の中から特に優れた生産物との評価を得た農林水産大臣賞8個人、団体のうち秋田北地方からは大館市の向田大豆種子生産組合(中田正男組合長)による大豆「リュウホウ」と、鹿角市のジュポンかづの(畠山大和社長)による生菓子「果実の里6ケ入」が射止めた。事務局が作成した農林水産大臣賞の内訳は下段のとおり。 (午後3時)
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