日本相撲協会は28日、11月10日に福岡国際センターで開幕する大相撲九州場所の新番付を発表した。秋田北地方出身の閃岳(せんがく)=大館市、木瀬部屋・本名佐々木大輔=は、2場所ぶりに幕下に返り咲いた。
閃岳は先場所、平成22年(2010年)の初土俵以来約15年間にわたる四股名「佐々木山」を心機一転改名。幸先よく先場所は5勝2敗で勝ち越し、同じく5勝2敗だった昨年の名古屋場所以来7場所ぶりに5勝に乗せた。勝ち越しは2場所ぶり。
これにより、新番付は先場所の東三段目3枚目から東幕下39枚目に昇進した。幕下は名古屋場所の同50枚目以来2場所ぶりで、初場所の同35枚目以来5場所ぶりの同30枚目台となる。
ちなみに、最高位は平成29年(2017年)夏場所の東幕下13枚目。幕下1ケタ台に食い込めば十両昇進も視野に入ってくるだけに、その足がかりをつかむためにも今年の締めくくり場所でのさらなる奮起が期待される。
先場所までの通算成績は、全勝で序ノ口優勝の華々しい角界デビューを飾った平成22年(2010年)春場所以降の87場所で309勝264敗29休。 (午前零時)
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