日銀秋田支店は23日、10月の県内金融経済概況を公表した。県内景気の全体判断を5カ月連続で据え置き、文言を2カ月連続で「県内景気は横ばい圏内の動き」とした。個別の判断も全6項目で据え置き。
<個人消費> 大型小売店売上高は、弱含んでいる。ドラッグストア販売額は増加し、コンビニエンスストア同は横ばい圏内の動き。家電同やホームセンター同、乗用車販売は弱めの動きで、サービス消費は各種イベントの開催や企業・団体による会合もあって回復している。
<公共投資> 9月の公共工事請負金額は、前年同月比8%の増加。
<住宅投資> 8月の新設住宅着工戸数は、前年同月比0.3%の微減。
<設備投資> 9月短観(県内)の設備投資計画によると、令和6年度は製造業が前年度比0.3%の微増、非製造業が同14.3%の増加を見込んでいるため、全産業では同1.9%増加する計画。
<生産> 主力の電子部品・デバイスは、一部に弱さがみられるものの緩やかに増加している。食料品は横ばい圏内の動き、汎用・業務用機械は増加、生産用機械は弱い動き。
<雇用・所得> 8月の有効求人倍率は、3カ月連続1.24倍。7月の現金給与総額、雇用所得はともに前年を下回った。同支店が作成した各項目の基調判断は下段のとおり。 (午前零時)
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