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令和6年(2024年)10月17日付
大館にも「警報」
 
手足口病感染者倍増
 
県平均、1医療機関あたり5人超

 

 県保健・疾病対策課は17日、手足口病の県内33定点医療機関からの報告による1医療機関あたり感染者数が5人を超えたことを明らかにした。今年第41週(今月7日〜13日)の感染症発生情報で示したもの。県平均で5人を超えたのは6週ぶり。秋田北地方は大館保健所管内で前週の2倍に拡大し、「警報」が出された。

 手足口病は、口内や手足などに水疱を伴う複数の発疹が出る感染症。子どもを中心に主に夏に流行し、2歳以下が全体の半数を占める。小学生も流行的発生がみられることあるが、成人を含む小学生以上の大半はすでにウイルスの感染(不顕性感染も含む)を受けている場合が多いため成人の発症はあまり多くないという。全国では今年、愛媛や山形、宮城、富山などで突出した流行状態にある。

 同課が作成した前週との比較による第41週の保健所別と県平均の1医療機関あたり感染者数は下段のとおりだが、県平均では前週比1.34人、30.7%増の5.70人。5週ぶりに増加した前週に続く増加で、5人を超えたのは第35週(8月26日〜9月1日)の5.27人以来6週ぶりとなる。ちなみに、今年これまでのピークは第32週(8月5日〜11日)の9.65人。

 第41週の保健所管内別で最も多いのは秋田市の11.29人。由利本荘が秋田市とほぼ同水準の11.25人、さらに秋田北地方の大館が6.50人で続く。中でも大館は前週の3.25人からちょうど倍増しており、今後の動向が懸念される。同地方の北秋田は県平均を下回る3.00人で、前週から横ばいに近い水準。前週の秋田市、由利本荘、大仙に加え、第41週は大館にも「警報」が出された。   (午後4時)

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