令和6年(2024年)10月15日付
三つどもえ戦確定
秋田2区の立候補者(届け出順、敬省略)

福原 淳嗣(56) 自民 新

緑川 貴士(39) 立民 前

山内 梅良(76) 共産 新

第50回衆院選、秋田2区

12日間の選挙戦に突入

投開票は27日

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左から届け出順に福原淳嗣氏、緑川貴士氏、山内梅良氏

 第50回衆院選は、15日公示された。午後5時で立候補の届け出が締め切られ、県内3小選挙区のうち秋田北地方を含む秋田2区は、届け出順に自民党新人の福原淳嗣氏(56)、立憲民主党前職の緑川貴士氏(39)、共産党新人の山内梅良氏(76)、の3氏による争いが確定。27日の投開票に向け、各候補とも初日から精力的に演説、街宣活動を繰り広げている。

 令和3年(2021年)の前回衆院選は自民、公明両党による連立政権の継続か、立憲民主党、共産党など野党勢力への政権交代か、が最大争点となったのに加え、感染拡大第6波への懸念が残る新型コロナウイルスへの対応や経済を立て直す成長戦略、県内喫緊の課題に挙げられる人口減少対策などが主な争点となった。一方、今衆院選は自民党派閥の裏金事件を背景とする政治とカネ問題に加え、物価高への対応などが焦点に。

 秋田北地方を含む秋田2区は前回、立憲民主党の緑川氏が自民党の金田勝年氏に7,900票の差で一騎打ちを制し、前々回選挙の雪辱を果たした。緑川氏に敗北した金田氏は、比例東北で復活当選。今回は、緑川氏に大館市長を3期9年務めた福原氏と元県議の山内氏が挑む三つどもえの構図となる。

 このうち福原氏は、衆参あわせて7期28年務めてこのほど政界を引退した金田氏の後継として立候補。また、共産党からは当初、藤本友里氏が立候補を表明していた。しかし、同氏が党県委員長に就任したため、「委員長活動に専念したい」として、山内氏が立候補することに。3氏そろって大館市に事務所を構え、福原、山内の両氏は御成町地内で、緑川氏は三ノ丸地内で、それぞれ第一声を放った。

 県選挙管理委員会が公示前日の14日現在でまとめた衆議院小選挙区別と県計の選挙人名簿登録者数(有権者数)は下段のとおりだが、うち秋田北地方を含む秋田2区は24万4,480人を数える。(午後5時1分)

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