気象庁がまとめた9月気象統計のうち秋田北地方主要3地点の状況によると、最も特徴的なのは気温の高さで、大館市と北秋田市鷹巣は同月の観測史上3位、鹿角市は同4位タイだった。2日の集中豪雨を主因に鹿角市は、同3地点の中で唯一月降水量が平年より多かった。
<大館市> 平均気温は平年を2.3度上回る21.3度で、前年の22.7度、平成24年(2012年)の22.3度に続く9月の観測史上3位の高さ。10日の33.1度をはじめ、真夏日が月前半の7割以上を占める11日間にのぼった。月降水量は平年を55.8ミリ、33.9%下回る109ミリ、月間日照時間は同46.4時間、24.1%上回る192.3時間と典型的な少雨多照。
<北秋田市鷹巣> 平均気温は平年を2.3度上回る21.4度で、前年の22.8度、平成24年の22.5度に続く9月の観測史上3位の高さ。10日の33.3度をはじめ、真夏日が月前半の7割近い10日間にのぼった。月降水量は平年(164.7ミリ)の53.1%どまりの87.5ミリで、9月の観測史上8位の少なさだった。月間日照時間は平年を45.6時間、30.4%上回る195.5時間。
<鹿角市> 平均気温は平年を1.5度上回る19.8度で、令2年(2020年)と並んで9月の観測史上4位の高さ。ただ、秋田北地方主要3地点の中で年間を通じて最も寒冷な観測地点なこともあり、真夏日は10日の30.8度、11日の30度、の2日間だけと、大館市、北秋田市鷹巣の5分の1程度だった。月降水量は平年比25.7ミリ、17.2%増の175ミリで、少雨だった同2地点とは対照的に平年を上回った。とはいえ、これは2日に日降水量としては観測史上6位の70ミリにのぼったことで月降水量を引き上げたもの。同日は、日最大1時間降水量としては9月の観測史上1位の37.5ミリを記録するなど、集中豪雨に見舞われた。このほか、9月の月間日照時間は平年を41時間、28%上回る187.7時間。 (午前零時)
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