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令和6年(2024年)10月2日付
3カ月連続1.24倍
 
県内の有効求人倍率

持ち直しの動きに弱さ 

 

 求職者1人に対する求人数を示す県内の有効求人倍率(受理地・季節調整値)は、3カ月連続1.24倍だった。秋田労働局が1日公表した8月の県内雇用情勢で示されたもの。同局は「持ち直しの動きに弱さがうかがわれ、物価上昇等の影響により一部に厳しさがみられる」と、前月と同様の見方を示した。 

 県内の新規求人数は6,920人で、前年同月を6.2%、461人下回った。2カ月ぶりの減少。月間有効求人数は1万9,640人で、同6.3%、1,327人下回った。21カ月連続の減少。

 県内の新規求職者数は3,000人で、前年同月を7.4%、241人下回った。2カ月ぶりの減少。月間有効求職者数は1万4,999人で、同1.3%、187人上回った。5カ月連続の増加。

 この結果、8月の有効求人倍率は3カ月連続1.24倍となった。ちなみに、全国平均は前月比0.01ポイント減の1.23倍で、2カ月ぶりに低下。本県の全国順位は22位で、前月から2つ上げた。

 県内の就職件数は1,158件で、前年同月を7.9%、100件下回った。2カ月ぶりの減少。うち45歳以上の中高年齢者は616件で、同8.2%、55件下回った。4カ月ぶりの減少。       

 事業主からは〇2024年問題に関連して、残業時間数が減ったことによる賃金減少を理由に従業員が離職した(一般貨物運送業)〇近年のあらゆる原材料、光熱費が高騰していることに加え、人件費も高騰しており景況はかなり厳しい(製造業)〇原材料費の高騰により食堂メニューをやむを得ず値上げしたが、人件費が増えることで今後の対応に苦慮している(小売業)〇介護職員を募集するも欠員状態が続いている。このままだと定員を減らさなければならない(介護事業)などの声が聞かれた。同局が作成した県内各職安別の8月求人・求職状況のうち大館、鷹巣、鹿角の秋田北地方3職安管内の状況は下段のとおり。 (午前零時)

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