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令和6年(2024年)9月10日付
威勢よく「イヤサカサッサー」

大館神明社祭典

今年もにぎやかに開幕

 
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市内を練り歩く山車(上下2枚とも午後2時前新町交差点付近で)
 

 秋田北地方を代表する秋祭りのひとつ、大館神明社の祭典が10日の宵宮を皮切りに開幕した。秋雨や台風の多い季節に重なっていることから「雨祭り」の異名をもつ同祭典だが、今年の宵宮は朝から好天に恵まれ、「ヨーイヨイ、ソーレ、イヤサカサッサー」の掛け声や大館囃子が威勢よく響きわたった。  

 同神明社は、延宝3年(1675年)に現在の中神明町に遷(うつ)ったとされ、今年は345年目。同祭典は、2月の大館アメッコ市や8月の大館大文字まつりなどと並ぶ大館市を代表する祭りで、商売繁盛や家内安全、五穀豊穣などを祈願。令和2年(2020年)、3年は余興奉納行事の全面中止を余儀なくされるなどコロナ禍の影響を受けたものの、4年以降年ごとにに祭典の盛り上がりも回復している。

 宵宮の10日の大館市の最高気温は33.1度(午後1時48分)にのぼるなど、午後を中心に真夏並みの暑さ。それでも、市内13講の山車が威勢よく同神明社に集結し、午後1時からの余興奉納奉告祭と清祓い式に臨み、その後、市街地を巡行した。

 午後6時には各山車が出陣式のために御成町2丁目に集結し、同7時5分に「田町の坂」−新町交差点に向けて出発する。同区間の中で「田町の坂」は最大の難関で、「田乃坂越え」と呼ばれる。 勢いをつけて坂を駆け上がる様子は名物の一つで、お囃子も坂を上がるときは速いテンポの「帰り山」、坂を上がり切ると優雅な「大館祇園囃子」に変わるなど豊かな祭り風情を醸し出す。

 あす11日は例大祭(午前8時半から同神明社)、曲げわっぱ大太鼓演奏(午後零時20分から大町ハチ公通り)、稚児行列(同1時から同通り)、絢爛囃子(同1時半から同通り)、駅前大館囃子共演(同6時からJR大館駅前・秋田犬の里)、祭典祝い水(同6時半からおおまちハチ公通り)と盛りだくさんで、同8時5分から同通りで行われる名残囃子で閉幕する。 (午後4時)

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