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2024年(令和6年)9月1日付
全国最年少市長誕生

大館市長選で27歳石田氏
 
新人三つどもえ戦制す

 

大館市長選開票結果
(敬称略)
 
当選 石田 健佑 27 無・新 12,882票
 
次点   日景  賢悟 55 無・新 12,573票
 
麓  幸子 62 無・新 8,669票
 

石田氏の略歴

公選職歴:大館市議会議員(令和5年4月〜6年6月末)

行政活動歴:大館市地球温暖化対策実行計画委員(令和4年)

福島県田村市昆虫サポーター就任(令和4年)

学歴:青森県立青森工業高(平成28年卒)

職歴:東京地下鉄(平成28年〜29年)、

DMMアカデミー(平成29年〜30年)、

LaTier 設立・取締役(平成30年〜同年)

TOMUSHI設立・代表取締役(令和元年〜6年)

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初当選を果たした石田健佑氏
 

 衆院選に出馬する福原淳嗣氏(56)の市長辞職(8月31日付)に伴う大館市長選と市議補選(欠員2)は1日投票が行われ、前市議の石田健佑氏(27)=鉄砲場が無所属の新人による三つどもえ戦を制して見事初陣を飾った。これにより、同市に全国最年少市長が誕生した。

 今市長選には石田、前市議の日景賢悟(55)=釈迦内、社会福祉士の麓幸子(62)=比内町扇田の3氏が立候補。初当選を果たした石田氏は「子や孫世代と共に栄える大館へ」をスローガンに掲げ、若さと行動力を前面に押し出しながら個人演説会なども精力的にこなして支持を訴えた。この結果、4,215票という圧倒的な得票数で初当選した昨年4月23日投票の市議選に続いて広い年代層からの集票に成功した。

 全国の最年少現職市長は、昨年4月23日に投票が行われた兵庫県芦屋市長選で26歳2カ月の若さで初当選した高島崚輔氏。平成9年(1997年)2月4日生まれの27歳で、現行公職選挙法での歴代市長の中でも最年少当選者とされる。

 今回大館市長選を制した石田氏も高島氏と同じく平成9年生まれながら、誕生日は高島氏より4カ月余後の6月23日なため、現職市長としては石田氏が全国最年少なほか、全国の現職首長(都道府県知事、市区町村長)でも最年少に。

 ちなみに、過去の大館市長選最年少は、昭和26年(1951年)の市長選に31歳で初当選して4期務めた佐藤敬治氏(平成21年9月16日に89歳で死去)。石田氏は同市の歴代市長の中で、初の20代市長となる。

 平成27年(2015年)にトップ(2,293票)、同31年(2,019年)もトップ(2,071票)、昨年4月は2位(1885票)と過去3回の市議選で最上位クラスの当選を果たした日景氏は「守りの政策」「攻めの政策」などを掲げて市長選に挑んだが、石田氏に309票及ばず初陣を飾ることができなかった。

 3度目挑戦の麓氏は、現市政は市民の声が届いていないなどと訴えつつ、学校給食の無償化や「子どもの森」の創設、市立病院と扇田病院の2体制堅持など自ら掲げる主要公約をアピールして支持を訴えたものの、8,000票台を得るにとどまった。

 当日の有権者数は5万8,056人で、前回選挙の投票日に比べて903人減少。投票者数は3万4,359人で、投票率は過去最低だった前回より1.90ポイント低い59.18%だった。市議補選の結果は次のとおり。(午後11時)

(欠員2、得票順、敬称略)

(当) 佐藤和幸  33 15,070 無・新 自営業 泉 町
(当) 伊藤 励  29 10,029 無・新 会社員  柄 沢
(次) 庄司有希  33 6,572 無・新 団体職員 三ノ丸
 

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