7月の県内自殺者数は、2カ月ぶりに前年を上回った。警察庁がまとめた同月の暫定値で示されたもの。これにより、今年の累計は増加数が前月末現在より拡大した。

　前年比による1-7月の県内月別自者数推移は下段のとおりだが、このうち今年7月は前年同月比4人増の19人で、前年比増は2カ月ぶり。この結果、7月末現在の累計自殺者は124人を数え、前年同期比増加数は6月末現在の1人から5人に拡大した。

　ちなみに、7月末現在累計自殺者数が東北で最も多いのは宮城の219人。以下、福島の216人、岩手の167人、青森の146人、秋田の124人の順で続き、山形が97人で唯一100人を下回った。全国で圧倒的に多いのは人口最多の東京で1,286人、最少は鳥取の37人。

　7月末現在の全国計は1万2,009人で、7月中に1万2,000人を超えたものの、前年同期との比較では1,091人、8.3%減少した。過去5年間の7月末現在自殺者数としては、1万1,443人で唯一1万2,000人未満に抑えた令和2年に次いで少ない方から2番目。　(午前10時半)

前年比による1-7月の県内月別自者数推移 　　　　　

	1月	2月	3月	4月	5月	6月	7月	1-7月計
令和6年	17	10	20	25	19	14	19	124人
令和5年	17	13	19	18	18	19	15	119人

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