秋田地方気象台は6日午前6時4分、最新(第6号)の「台風5号に関する秋田県気象情報」を出し、県民に警戒を呼びかけている。同台風は今朝までに東北に上陸し、東北を横断する見込みだ。
同台風は、きょう午前5時には宮城県気仙沼市の南東90キロの海上を1時間に約10キロの速さで西北西へ進んでいるもよう。中心の気圧は980ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートル、中心の北東側440キロ以内と南西側280キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いている。
同台風は勢力を維持したまま西北西に進み、今朝までに東北に上陸して東北を横断する見込み。その後、14日にかけて日本海に進んで熱帯低気圧に変わるが、動きが遅くなるため、台風や台風から変わった熱帯低気圧の影響が14日にかけて長引く恐れも。
このためきょうの県内は暴風に見舞われる見込みで、13日にかけて大雨の所がありそう。きょうは暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となると予想される。
きょう予想される1時間降水量は多い所で沿岸、内陸ともに50ミリ、12日午前6時から13日同時刻までに予想される24時間降水量は多い所で沿岸、内陸ともに200ミリ。
きょう午前6時から13日同時刻までに予想される24時間降水量は多い所で沿岸、内陸ともに200ミリ、13日午前6時から14日同時刻までに予想される24時間降水量は多い所で沿岸、内陸ともに150ミリ。
きょう予想される最大風速は沿岸の海上と同陸上で18メートル、内陸で15メートル(最大瞬間風速はいずれも30メートル)、13日に予想される最大風速は沿岸の海上で15メートル(最大瞬間風速23メートル)。
同気象台は「12日朝から夜遅くにかけて、暴風による交通障害や建物への被害に警戒を。また、12日昼過ぎから13日にかけて大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒を」と呼びかけている。
きょうは竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうに注意が求められるとともに、発達した積乱雲が近づく兆しがある場合は頑丈な建物内に移動するなど安全確保に努める必要も。
県内には現在、暴風警報が出されており、今後、大雨警報(浸水害・土砂災害)や洪水警報を発表する可能性が高い。その後、14日にかけても警報級の大雨に見舞われる危険性がある。 (午前6時25分)
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