第77回十和田八幡平駅伝競走全国大会(鹿角市主催)は7日、男子の部が十和田湖休屋-八幡平大沼の5区間、71.4キロ、女子の部が平塚果樹園-八幡平駐在所の5区間、28.3キロで行った。男子の部は東日本実業団陸上競技連盟(東京)が2年ぶりの頂点に立ち、2年ぶりの開催となった女子の部は東北福祉大B(宮城)が制した。男子の部県勢は、秋田陸上競技協会が7位で惜しくも入賞を逃がし、大館北秋陸協が最下位と全国の壁の厚さを痛感する結果に終わった。
十八(じゅっぱち)駅伝の愛称で親しまれる同大会は、真夏の暑さとも戦う過酷なレースとして知られる。前日に続いて7日も朝からぐんぐん気温が上昇し、男女のゴール付近となる鹿角市八幡平の最高気温は29.2度と、真夏日(30度以上)に迫る暑さに。
男子の部は13チームが出場し、鹿角市出身の橋健一さん(富士通監督)率いる東日本実業団陸上競技連盟が3時間49分5秒で、前々回大会の3時間48分10秒から55秒タイムを落としたものの2年ぶりに優勝を飾った。
2位は3時間51分14秒でコモディイイダ(東京)、3位は3時間51分50秒で小森コーポレーション(茨城)。コモディイイダは3年連続2位。また、前回A、Bの2チーム編成でAが制した小森コーポレーションは事実上2連覇を逃がした。
本県チームのうち秋田陸上競技協会は4時間9分52秒、7位で、6位だった前々回に続く2年ぶりの入賞に惜しくも届かなかった。秋田北地方勢唯一の大館北秋陸協は、4時間34分44秒で最下位。ちなみに、前回の同陸協は4走の途中棄権で最終的にタイムを出すに至らなかったため、今回は2年ぶりの完走となる。
出場チーム皆無で前回開催を取りやめた女子の部は、東北福祉大から3チームが参戦し、同大Bが1時間41分0秒で優勝、同Aが1時間42分16秒で2位、チーム東北福祉が1時間42分37秒で3位だった。 (午前零時)
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