県内はSNS型投資詐欺やロマンス詐欺が多発する一方、オレオレ詐欺や架空料金請求などの従来型特殊詐欺が昨年を大幅に上回るペースで増加している。中でも県警が認知したオレオレ詐欺の被害額は、200万円弱だった前年同期の約6倍に拡大。
県警が作成した7月末現在(速報値)の特殊詐欺等被害認知状況のうち従来型特殊詐欺の内訳は下段のとおりだが、総認知件数は前年同期比27件、67.5%増の67件、被害総額は同1,084万6,774円、19.8%増の6,562万6,553円にのぼった。
件数、被害額ともに最も多いのは架空料金請求で、件数が同12件、50%増の36件、被害額が同656万8,635円、27%増の3,087万4,635円。また、最も特徴的なのはオレオレ詐欺の被害額の急増ぶりで、認知件数は同4件増の5件と全体に占める割合は低いものの、被害額は前年同期の193万6,000円から1,172万1,090円へと6.1倍に拡大した。
一方、急速に深刻の度を深めているSNS型投資詐欺とロマンス詐欺被害は、SNS型投資詐欺を認知したのが17件、被害額1億7,017万6,343円、ロマンス詐欺が16件、1億4,486万6,958円、両特殊詐欺の合計で33件、3億1,504万3,301円と、被害総額は従来型特殊詐欺の5倍に迫る。 (午前零時)
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