県災害対策本部は5日午後、同日午前8時半現在で集計した最新(第10報)の「7月24日からの大雨による被害状況」を公表した。農林水産関係の累計被害額は、初めて50億円を突破。
同本部が作成した5日午前8時半現在の農林水産関係被害状況は下段のとおりだが、累計被害額は56億2,204万6,000円にのぼり、前回公表の2日同現在に比べて8億7,000万9,000円、18.8%増加した。
うち水稲の冠水などは2日公表の1,519ヘクタール、8億1,008万5,000円から1,661ヘクタール、8億7,899万3,000円に、水田等の畦畔崩落などは同410カ所、6億213万2,000円から890カ所、7億207万6,000円にそれぞれ拡大。
一方、被災者の生活に直結する住宅被害は床上、床下浸水を中心に275棟を数え、2日現在の公表からわずか5棟ながら増加した。秋田北地方は上小阿仁村で45棟、北秋田市で13棟。 (午前零時)
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