今年上半期(1-6月)の秋田北地方の飲酒運転検挙件数は、8件だった。県の県民生活課の集計によるもの。大館市で悪化した一方、北秋田市で大幅に改善したため、同地方全体では減少した。小坂町と上小阿仁村はともに、県内ベスト1に向けて年前半を折り返した。
飲酒運転徹底追放意識の高揚を図ろうと県は、県内市町村間で飲酒運転追放などについて競いあう形で昭和54年(1979年)から飲酒運転等居住地別実態調査を実施し、その年の成績優秀な自治体(優良5市町村)を知事表彰している。
飲酒運転による違反(酒酔い・酒気帯び)が1件につき1点、飲酒運転による事故の負傷が同3点、死亡が同8点のほか、飲酒運転以外の死亡事故が同3点の換算で算出し、これに各市町村の運転免許人口を勘案して県内順位を決定。
秋田北地方の上半期市町村別飲酒運転検挙件数は、大館市が前年同期比2件増の5件、北秋田市が同6件減の1件、鹿角市が同横ばいの2件と、北秋田市が大幅に改善。
2年連続年間県内1位目指す小坂町、4年連続同を目指す上小阿仁村はともに皆無。県内では両町村とともに藤里、五城目、八郎潟、大潟の4町村も6月末現在で1位グループに名を連ねており、年最終まで脱落せずにベスト1でゴールできるかどうかは各町村の運転免許所有者の交通安全意識と死亡事故撲滅に向けた官民一体の取り組みにかかっている。
県内25市町村計の上半期飲酒運転検挙件数は92件(すべて酒気帯び運転)を数えるほか、飲酒運転を原因に4件の負傷、1件の死亡事故が発生。これらを合わせると97件にのぼるが、前年同期との比較では24件、19.8%減少した。県民生活課が作成した6月末現在の県内市町村の順位は下段のとおり。 (午後4時半)
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