仙台管区気象台は23日、東北の8月から向こう3カ月間の天気予報を発表した。暖かい空気に覆われやすいため、同3カ月の気温は高いと予想しており、盛夏期はもとより秋も暑くなりそう。
本県を含む東北日本海側の月別予報は、8月が平年と同様に晴れの日が多く、9月、10月は天気が数日の周期で変わる見込みだ。同太平洋側は各月とも天気が数日の周期で変わり、これに加えて9月は平年と同様に曇りや雨の日が多いと予想。気温は東北全般に各月とも高く、降水量は各月ともほぼ平年並みとみている。
併せて同日公表した東北の20日までの7月天候経過によると、東北日本海側は低気圧や前線、湿った空気の影響で曇りや雨の日が多かったため、降水量は平年を上回り、日照時間は平年を下回った。
一方、東北太平洋側はこの時期としては高気圧に覆われた日が多く湿った空気の影響を受けにくかったため、降水量は平年を下回り、日照時間は平年を上回った。
低気圧に向かって暖かい空気が流れ込みやすかったことや近海の高い海面水温の影響もあり、東北の気温は太平洋側を中心に平年を上回った。
同気象台が作成した平年との比較による今月1日〜20日の平均気温、降水量、日照時間の内訳は下段のとおりだが、東北日本海側の降水量は平年の約1.5倍にのぼった。 (午後2時45分)
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