大館駅の1日あたり乗車人員は、8年ぶりに増加に転じた。JR東日本秋田支社が19日公表した駅別乗車人員等のデータで示されたもの。増加したとはいえ、最後の1,000人台だった平成27年(2015年)との比較では約35%減少するなど、700人台すら回復できない状態となっている。
明治32年(1899年)に開業した大館駅は、今年11月で開業125周年となる。昨年10月29日には新駅舎が完成し、今後の利用促進が期待されている。
同駅の1日あたり乗車人員が最後の1,000人台だったのは、平成27年の1,029人(定期と定期外の合計)。同30年(2018年)には900人を、翌31年(5月から令和元年)には700人をそれぞれ割り込んだ。
さらに、令和2年が682人、3年が649人、4年が626人、そして5年が670人と4年連続で600人台で推移。5年は平成15年以来8年ぶりに増加に転じたものの、同27年との比較では359人、34.9%減少するなど、じり貧傾向は否めない。
ちなみに、県内で1日あたり乗車人員が最も多いのは県都秋田市の玄関口となる秋田駅。令和5年は前年比949人、10.7%増の9,830人だが、2年連続で1万人を下回った。(午前零時)
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