今年上半期(1-6月)の県内出火件数は4月に100件に迫る異常多発だったことなどを主因に2年ぶりの200件超えとなり、死者数、負傷者数もそれぞれ増加した。県総合防災課がまとめた同期間の火災発生状況で示されたもの。
同課が作成した今年と前年(各速報値)の月別火災発生状況は下段のとおりだが、今年の上半期出火件数は前年同期比43件、22.8%増の232件。200件を超えた一昨年の同期と比べても21件、10%多い。
最も多発したのは上半期全体の約4割を占めた4月の95件で、県が月別発生件数を公開している平成19年(2007年)以降の17年間の中で2番目に多かった。
上半期の火災種類別のうち建物は前年同期比5件、4.9%減の98件とわずかに改善。半面、林野は同16件、84.2%増の35件、車両は同5件、38.5%増の18件、いずれにも分類されない「その他」は同27件、50%増の81件と軒並み悪化した。
一方、上半期の火災に伴う死者数は同4人増の13人で、中でも3月は同期間全体の半数近い6人を数える。このほか、負傷者数は同12人増の51人と、早くも50人を超えた。
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