気象庁がまとめた6月気象のうち秋田北地方主要3地点の状況によると、最も特徴的なのは月平均気温の高さで、大館市と北秋田市鷹巣で同月の観測史上最高を記録したほか、鹿角市も7位に食い込んだ。30日は、月の大半を占める大雨に見舞われた。

　<大館市>　月平均気温は平年を2度上回る20.8度で、令和5年と平成26年(2014年)の各20.6度を抜いて6月観測史上最も高い。15日は最高気温が同月の日観測史上3位タイの34.2度、29日は同10位の33.2度にのぼった。月降水量は平年を11.6ミリ、9.5%下回る110ミリにとどまったものの、30日は同月の日観測史上7位の71.5ミリと月全体の65%を占めた。月間日照時間は平年を59.1時間、33.8%上回る234時間。

　<北秋田市鷹巣>　月平均気温は平年を1.8度上回る20.6度で、平成26年と並んで6月観測史上最も高い。15日は最高気温が同月の日観測史上1位の34.1度を記録し、同26年の34度を10年ぶりに0.1度更新。月降水量は平年より12.7ミリ、10.6%多い132.5ミリで、秋田北地方主要3地点の中で唯一平年を上回った。30日は同月の日観測史上5位の76.5ミリにのぼり、月全体の6割近くを占めた。月間日照時間は平年を50.6時間、28.6%上回る227.5時間。

　<鹿角市>　月平均気温は平年を1.2度上回る19.5度で、秋田北地方主要3地点中唯一20度未満ながら6月観測史上7位の高さ。月降水量は平年(108.3ミリ)と大差のない106ミリだったものの、30日は月全体の半分近くを占める48.5ミリを観測した。月間日照時間は平年を52.7時間、30.3%上回る226.7時間。　(午前零時)

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