平成29年(2017年)春に戦後初めて100万人を割り込んだ県人口は、今月中の90万人割れが確実となった。県調査統計課が24日公表した5月中の動きを示す今月1日現在の「人口と世帯」に基づく予想によるもの。
県が公表する「人口と世帯」は令和2年(2020年)国勢調査の確定人口と世帯数を基準値とし、その後の外国人住民を含む毎月の自然動態(出生・死亡)、社会動態(転入・転出)や世帯の新設・消滅などによる増減数を求め、これらを加減して毎月1日現在の推計値を算出。
今月1日現在の県人口は男性42万5,737人、女性47万4,561人の計90万298人で、前月に比べて1,149人、0.13%減少した。25市町村中、秋田市の267人をはじめ22市町村で減少。
ちなみに、県人口は平成29年4月1日現在公表の99万9,636人で戦後初めて100万人を割り込んだ。過去1年間の平均減少数が1,436人なのに加え、前年7月1日現在の減少数が1,016人だったことなどからすれば、今月中の動きを示す次回7月1日現在公表で前回100万人割れから7年3カ月で90万人を割り込むのは確実な情勢だ。
県人口の動態別内訳は、5月中に292人生まれたのに対して1,444人亡くなったため、1,152人の自然減。本県は一貫して自然減の状態にあるが、減少数は前年10月1日現在以来8カ月ぶりに1,200人を下回った。一方、社会動態は5月中に839人が県外へ転出したのに対して842人が県内に転入したため、わずか3人ながら2カ月連続の社会増に。
秋田北地方の市町村別人口と世帯数は下段のとおりだが、5市町村計の人口は12万4,629人で、前月に比べて196人減少した。減少数は、前回5月1日現在より84人拡大。
このほか、県全体の今月1日現在世帯数は前月比69世帯減の38万4,760世帯、秋田北地方は同38世帯減の5万2,220世帯だった。 (午前零時)
市町村 |
人口計 |
前月比 |
世帯数計 |
前月比 |
大館市 |
64628人 |
97人減 |
27666世帯 |
13世帯減 |
鹿角市 |
26522人 |
32人減 |
10599世帯 |
10世帯減 |
北秋田市 |
27310人 |
56人減 |
11235世帯 |
15世帯減 |
小坂町 |
4377人 |
4人増 |
1930世帯 |
7世帯増 |
上小阿仁村 |
1792人 |
15人減 |
790世帯 |
7世帯減 |
合計 |
124629人 |
196人減 |
52220世帯 |
38世帯減 |
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