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令和6年(2024年)6月8日付
秋田北地方は改善
 
昨年の労働災害

コロナ感染は大幅減 

 

 新型コロナ感染を除く休業4日以上の死傷者数は県全体で1177人を数え、前年に比べて22人、1.9%増加した。秋田労働局が7日公表した令和5年労働災害発生状況で示されたもの。秋田北地方を管轄する大館労基署管内は同16人、7.5%減の196人に改善。

 一方、新型コロナを含む県全体の死傷者数は同1,403人、45%減の1,714人、うち大館管内は同193人、44.9%減の237人となり、減少率は県全体とほぼ同水準だった。

 労災による死者数は県全体で前年と同数の14人、大館管内で同1人減の2人。ちなみに、大館管内では7月と8月にそれぞれ発生し、うち7月は事業場構内で大型トラックの運転席から降りる途中、ステップから足を踏み外して頭部を打撲。その約8時間後、荷物を配送するためにトラックを運転中、意識障害が現われ、蛇行して防護柵に接触し対向車に衝突した後、路外に転落した。

 また、8月のケースは被災者が建屋解体工事現場で壁に貼られた木材を手で外していたところ、体調が優れなかったため、休憩を多くはさみながら作業。午後2時すぎ、気温の上昇によって作業が中止されたため、片付け作業を行っていたが、熱中症で倒れ、搬送先の病院で死亡した。当日の同2時の気温は34.7度にのぼっていた。

 令和5年は熱中症による死亡災害が多発したため、今年の「STOP!熱中症クールワークキャンペーン」(準備期間5月1日〜9月30日 重点取組期間7月1日〜7月31日)では、暑さ指数の把握と評価の実施、水分や塩分の定期的な摂取などに向けて早めの取り組みを呼びかける。同局が作成した労基署管内別の発生状況は下段のとおり。 (午前零時)

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