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令和6年(2024年)6月5日付
過去最少を更新
 
昨年の県内出生数

自殺率、全国最悪回避 

 

 厚生労働省は5日、令和5年の人口動態統計(概数)を公表した。県内の出生数は17年連続で過去最少を更新し、出生率は29年連続で全国最下位。また、がんによる死亡率は27年連続全国ワーストだったものの、自殺率は2年連続の全国最悪を回避した。

 県内の出生数は、前年比381人減の3,661人。17年連続で過去最少を更新し、前年に続いて全国3番目に少ない。出生率は前年比0.3ポイント減の人口千対4.0となり、29年連続全国最下位。1人の女性が生涯に産む子供の数を表す合計特殊出生率は1.10で、同0.08ポイント減少した。全国順位は前年の41位から44位に後退。ちなみに、全国平均の同出生率は同0.06ポイント減の1.20で、過去最低を更新した。

 県内の死亡数のうち、がんによる死亡者は3,977人で、前年に比べて283人減少。死亡率は人口10万対437.5で、同22.5ポイント改善したものの27年連続で全国ワーストから脱け出すことができなかった。

 また、県内の脳血管疾患死亡数は前年比1人増の1,756人と横ばい水準。死亡率は人口10万対173.4で、同3.5ポイント増加した。前年に続いて全国最高。

 県内の自殺者数は176人で、前年に比べて33人減少した。死亡率は人口10万対19.4。同3.2ポイント改善して前年の47位から北海道と並ぶ43位タイとなり、2年ぶりに全国ワーストから脱出した。 (午後4時10分)

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