秋田北地方の1-4月の新設住宅着工戸数は、同期間としては再び100戸台を回復したものの、過去10年間の同期では3番目に低水準だった。また、県全体の同期は同10年間で初めて1,000戸を割り込んだ。
県建築住宅課が3日公表した4月着工実績に基づく秋田北地方の1-4月累計着工戸数は、前年同期比21戸、22.1%増の116戸。過去10年間で初めて100戸を割った前年同期から2年ぶりに100戸台を回復したが、同10年間の同期としては令和5年の95戸、平成27年の110戸に続いて3番目に少なかった。
同地方の地区別内訳は、北秋田地区(大館市、北秋田市、上小阿仁村)が前年同期の80戸から101戸に増加した半面、鹿角地区(鹿角市、小坂町)が2年連続で過去10年間の最少となる15戸と低迷から脱せられずにいる。
ちなみに、秋田北地方の過去10年間の同期で最も多いのは令和2年の181戸で、これに平成31年の172戸、同29年の171戸などが続いており、これらに比較しても前年、今年は著しく少ない。
なお、県全体の1-4月の新設着工戸数は前年同期比190戸、17.2%減の917戸にとどまり、同10年間の同期としては初めて1,000戸を下回った。同課が作成した1-4月の地域別着工戸数は下段のとおり。 (午前零時)
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