県警がまとめた1-4月の刑法犯の状況によると、検挙率は全国2位の74.6%にのぼった前年同期から約60%に低下した。県内14署で最も低いのは秋田北地方の鹿角署で、これに北秋田署が続く。
刑法犯は文字どおり「刑法」という法律に基づいて処罰される犯罪で、凶悪、粗暴、窃盗、知能、風俗、その他(住居侵入、器物損壊など)に分類される。
県警が1-4月で認知した刑法犯は前年同期比75件、11.1%の752件にのぼったものの、検挙件数は同52件、10.3%減の453件に。この結果、認知件数に対する検挙件数の割合を示す検挙率は前年同期の74.6%から60.6%に低下した。ただ、検挙人員は319人を数え、同55人、20.8%増加した。
ちなみに、本県の前年同期検挙率は山形の78.4%に次ぐ全国2位につけたのに対し、今年は9位に後退。全国最高は唯一80%超えの鳥取で、83.4%(前年同期比25.4ポイント増)。
各警察署の検挙率のうち秋田北地方3署は、大館が前年同期比18.1ポイント減の67.9%、鹿角が同77.4ポイント減の31.3%、北秋田が同15.7ポイント減の45.8%といずれも低下し、このうち鹿角、北秋田は14署の中で1、2位の低さだった。県警が作成した県全体と同地方3署の状況は下段のとおり。 (午後2時)
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