大型連休前半を含む4月の大館能代空港利用者数は、同月としては開港以来最多を記録した。県が15日公表した最新利用実績で示されたもの。併せて公表した大型連休期間中の利用者数は前年同期に比べて約15%増加し、7,000人に迫った。
東京(羽田)、大阪(伊丹)、札幌(新千歳)の3路線で平成10年(1998年)7月に開港した同空港は、翌11年11月に札幌、同23年(2011年)1月に大阪の両路線を「運休」の扱いながらも事実上廃止した形で、羽田線が唯一存続。令和2年(2020年)10月25日を皮切りに始まった羽田線1日3往復化は、同7年(2025年)3月29日まで延長することが決まっている。
県が作成した前年度比による4月の運航、利用実績は下段のとおりだが、同月の利用者数は前年同月比1,510人、12%増の1万4,048人。ちなみに、これまでの4月最多は集計方法が現在と異なるため純然たる比較はしにくいながらも、平成13年(2001年)の1万3,291人。
最少は、コロナ禍の影響を最も受けた令和2年の848人。翌3年は2,357人で回復速度が鈍かったものの、4年は7,973人、そして5年は1万人超えの1万2,538人に大幅回復し、今年は一気に1万4,000人を超えた。
一方、今年の大型連休期間(4月27日〜5月6日)の利用者数は前年同期比850人、14.7%増の6,625人。平均搭乗率は同8.8ポイント増の70.2%と、満席には依然ほど遠いとはいえ改善の度を高めた。 (午前零時)
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