日本相撲協会は30日、5月11日に両国国技館(都内墨田区横網一丁目)で開幕する大相撲夏場所の新番付を発表した。秋田北地方出身の佐々木山(32)=大館市、木瀬部屋・本名佐々木大輔=は、5場所ぶりに三段目に転落。今年はまだ勝ち越しが皆無なだけに、通算300勝が視野に入る今場所は一層の奮起が望まれる。
夏場所以降4場所連続で勝ち越すなど昨年中盤から上り調子にあった佐々木山は一転、今年は初場所が3勝4敗、春場所が6場所ぶりの2勝5敗と勝ち越しに見放されている。この結果、夏場所は先場所の西幕下42枚目から東三段目筆頭に。三段目への転落は、西三段目12枚目だった昨年名古屋場所以来5場所ぶりとなる。
今場所も低迷から脱することができなければ、令和元年秋場所、九州場所、翌2年初場所以来25場所ぶり(コロナ禍で中止した令和2年夏場所を除く)の3場所連続負け越しとなるだけに、何としても挽回して幕下復帰を目指したいところ。
先場所終了時点での通算成績は、全勝で序ノ口優勝の華々しい角界デビューを飾った平成22年(2010年)春場所以降の84場所で297勝255敗29休。今場所は、3勝すれば通算300勝に達する。 (午前6時40分)
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