県内では、特殊詐欺のうちSNS型投資詐欺とロマンス詐欺による被害額が約1億3,500万円にのぼり、架空料金請求など他の特殊詐欺の総被害額を圧倒的に上回る深刻な状況となっている。
SNS型投資詐欺は、SNSなどの非対面で投資を勧めて金銭等をだまし取る詐欺。投資すれば利益が出ると思わせて投資アプリ・サイトなどに誘導して画面上では都合のいいように嘘の利益を表示し、投資を継続させる手口。
また、ロマンス詐欺は出会い系サイトやマッチングアプリなどのSNSを通じて知り合い、恋愛感情や親近感をいだかせて金銭等をだまし取る。
県警が3月末現在でまとめた暫定値によると、県内でSNS型投資詐欺を認知したのは8件、被害額5,848万1,021円、ロマンス詐欺は6件、7,648万5,240円。両特殊詐欺の合計は14件、1億3,496万6,261円にのぼった。
ちなみに、両特殊詐欺以外の合計は21件、1,892万708円で、被害額だけみてもSNS型投資詐欺とロマンス詐欺の合計額が7倍以上にのぼり、県内では今後も続発が危惧される。 (午前零時)
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