県内の社会福祉施設などからのコロナ集団発生報告件数は、季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げた昨年5月8日以降最多の4週連続で20施設を超えた。県保健・疾病対策課が11日公表した今年第14週(今月1日〜7日)の感染症発生情報で示されたもの。このうち最新の第14週は、同以降2番目に多い28施設を数える。
「5類」に引き下げた昨年5月8日以降で集団発生報告件数(原則10人以上または利用者の半数以上の発生報告)が最も多かったのは、唯一30超えの37施設にのぼった昨年第35週(8月28日〜9月3日)で、これに今年第14週の28施設が続く。
また、これまでは昨年第35週の37施設と翌第36週(昨年9月4日〜10日)の25施設の2週連続以外連続の20施設超えが皆無だったのに対し、今年第11週(3月11日〜17日)の23施設、第12週(同18日〜24日)の21施設、第13週(同25日〜31日)の23施設、そして第14週の28施設と、「5類」への引き下げ以降初の4週連続に。
このほか、第14週に県内52の定点医療機関から報告があったコロナ新規感染者は1医療機関あたり10.83人を数え、6週連続で10人を下回れずにいるものの、前週比では1.44人、11.7%減少した。
秋田北地方は、大館管内が前週の6.33人から7.00人へと緩やかな増加だったのに対し、北秋田管内は同18.33人から28.67人に急増して県内の9保健所管内中最多となった。県内で増加したのは、同地方の両管内のみ。同課が作成した第14週のコロナ集団発生報告内訳は下段のとおり。 (午後3時半)
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