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令和6年(2024年)4月9日付
過去10年間で最多

昨年度の県内倒産件数
 
先月、年度内初の2ケタ台

 

 令和5年度(昨年4月〜今年3月)の県内倒産規模は件数が過去10年間で最多、負債総額が同3番目に多かった。東京商工リサーチが8日公表した最新の全国企業倒産状況で示されたもの。先月の県内倒産件数は、同5年度の中で初めて2ケタ台に達した。

 令和5年度の全国企業倒産(負債額1,000万円以上)は件数が前年度比2,173件、31.6%増の9,053件、負債総額が同1,386億9,900万円、6%増の2兆4,630億7,800万円。うち件数は2年連続で前年度を上回り、9,543件を数えた平成26年度(2014年度)以来9年ぶりの9,000件台に。  

 負債総額も2年連続で前年度を上回り、2年連続で2兆円を超えた。負債100億円超の中堅企業が前年度比46.1%増の19件と1.5倍に迫ったものの、同1億円未満が全体の74.2%を占める6,723件にのぼるなど、依然として小規模倒産を中心に推移。  

 2年連続で全10産業で前年度を上回り、増加率は資材価格の高止まりや人件費上昇、人手不足が続く建設業が同39.4%増の1,777件と最大だった。

 本県の令和5年度倒産規模は件数が前年度比27件、73%増の64件、負債総額が前年度の38億1,700万円から100億8,800万円へと2.6倍に膨らんだ。件数は60件を数えた平成28年度(2016年度)以来7年ぶりの60件台で、過去10年間で最も多い。

 また、負債総額は平成27年度(2015年度)の113億800万円、同29年度(2017年度)の104億2,900万円に続き、過去10年間で3番目に多かった。

 令和5年度の月別倒産件数と負債総額は下段のとおりだが、このうち件数は2月まで1ケタ台で推移したのに対して3月は年度最多の14件に拡大し、東北6県の中では宮城の19件に次ぐ規模。ちなみに、2ケタ件数は12件だった平成24年(2012年)10月以来11年5カ月ぶり。このほか、負債総額は12月の26億3,400万円、7月の19億4,000万円に続いて3番目に多い17億1,500万円にのぼった。 (午前零時)

     
令和5年4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月令和6年1月 2月 3月
件数

2

1 4 6 5 4 4 5 8 5 6 14 64
負債総額(単位:100万円) 400 50 221 1940 564 262 522 818 2634 340 622 1715 10088

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