令和6年春の全国交通安全運動は、6日〜15日の10日間の日程で繰り広げられる。今年に入っての県内交通事故件数、負傷者数は前年同期比で目立った改善傾向がみられるものの死者数は悪化しているだけに、今運動を機に県民の交通安全意識のさらなる向上が期待される。
同運動は@こどもが安全に通行できる道路交通環境の確保と安全な横断方法の実践A歩行者優先意識の徹底と「思いやり・ゆずり合い」運転の励行B自転車・電動キックボード等利用時のヘルメット着用と交通ルールの遵守、の3点を全国重点に設定。これに加え、本県では「こどもの交通事故防止〜歩行者ファースト意識の浸透〜」を地域重点に据えている。
県警が3月末現在でまとめた今年の県内交通事故発生状況は、発生件数が前年同期比81件、28.1%減の207件、負傷者数が同116人、32.7%減の239人といずれも目立って改善している半面、死者数は前年同期の4人から6人に増加。
県内14署管内中、増加の度合いが最も大きいのは秋田北地方の北秋田署管内で、交通事故発生件数が同4件増の7件、負傷者数が同2人増の6人となっているほか、前年同期に皆無だった死者数はすでに2人を数え、死亡事故が発生した5管内中最多。
なお、運動期間中の今月10日は「交通事故ゼロを目指す日」としている。また、本県では運動開始の前日となる5日午前8時半から県や県警関係者らが県議会棟正面駐車場で出動式に臨み、パトカーや白バイの出動などをとおして運動の機運を高める。 (午前零時)
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