県内の1医療機関あたりインフルエンザ患者数は、引き続き2ケタ台を脱せないながらも4週ぶりに減少に転じた。県が28日公表した第12週(今月18日〜24日)の感染症発生情報で示されたもの。秋田北地方は大館、北秋田両保健所管内ともに「注意報」が出されている。
県の公表は、県内51定点医療機関からの報告に基づく。それによると、第12週の1医療機関あたり県平均インフルエンザ患者数は12.92人で、第11週(今月11日〜17日)に比べて2.88人、18.2%減少した。第10週(同4日〜10日)以降10人台が続いているものの、第8週(2月19日〜25日)以来4週ぶりの減少。うち第12週の秋田北地方は、北秋田管内が第11週の16.67人から12.00人に減少した半面、大館管内が同12.50人から14.33人に増加した。
第12週現在で「注意報」が出されているのは大館、北秋田、能代、秋田市、由利本荘の5管内で、大仙管内は県内最多の由利本荘管内より患者数が少ないながらも第11週に群を抜いて多かった経緯から「警報」とした。
社会福祉施設などからの新たな集団発生報告は大館管内の高齢者施設、秋田中央管内と秋田市管内の各教育・保育施設の計3施設からあった。インフルエンザの型は大館管内の施設がA型で、それ以外はB型。保健・疾病対策課が作成した県平均と保健所別の1医療機関あたり第11週、12週のインフルエンザ患者数推移は下段のとおり。 (午後5時)
※このページには広告を掲載しております。
|