県人口は1カ月間で1,406人、このうち5市町村からなる秋田北地方は197人それぞれ減少した。県調査統計課が25日公表した今月1日現在の「人口と世帯」で示されたもの。 　

　県が公表する「人口と世帯」は令和2年(2020年)国勢調査の確定人口と世帯数を基準値とし、その後の外国人住民を含む毎月の自然動態(出生・死亡)、社会動態(転入・転出)や世帯の新設・消滅などによる増減数を求め、これらを加減して毎月1日現在の推計値を算出。 　 　 　

　今月1日現在の県人口は90万6,441人(男性42万8,498人、女性47万7,943人)で、前月に比べて1,406人、0.15%減少した。東成瀬村で同10人増加したのを除き、軒並み減少。 　

　県人口の動態別内訳は、2月中に249人生まれたのに対して1,490人亡くなったため、1,241人の自然減。また、2月中に871人が県外へ転出したのに対して706人が県内に転入したため、165人の社会減に。 　

　秋田北地方の市町村別人口と世帯数は下段のとおりだが、5市町村計の人口は12万5,726人で、前月に比べて197人減少した。減少数は前月より58人縮小。 　

　このほか、県全体の世帯数は前月比234世帯減の38万4,244世帯で、減少数は過去1年間で最大だった前月から150世帯縮小した。秋田北地方は、同42世帯減の5万2,302世帯。うち人口、世帯数ともに県内最少の上小阿仁村は800世帯を割り込んで797世帯となった。　　(正午)

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