先月の県内自殺者数は、惜しくも6カ月ぶりの1ケタ台こそならないながらも、過去1年間の中では少ない方から2番目だった。警察庁がまとめた2月の暫定値で示されたもの。東北6県の中では最少で、全国でも7番目の低水準に抑えた。

　前年3月以降の過去1年間の中で最少だったのは前年8月の9人で、唯一の1ケタ台。2月は前年同月比3人減の10人で、前年8月に次いで少ない。ちなみに、同1年間の最多は前年9月の20人。翌10月以降は前月比でおおむね改善傾向をたどり、増加を回避した状態が続いている。

　本県以外の東北各県の2月自殺者数は、多い順に宮城、福島の各25人、青森、岩手の各19人、山形の16人。全国最少は長崎の3人で、東北最少の本県は全国でも7番目の低水準。

　1月、2月の県内累計自殺者数は27人で、前年同期を3人下回った。全国計は2月中に3,000人を超えて3,066人(暫定値)となったものの、前年同期に比べて490人、13.8%減少し、この5年間の同期としては最も少ない。

※このページには広告を掲載しております。