県内の令和5年刑法犯少年の検挙者数は前年比1ケタ増だったのに対し、全国計は大幅に増加した。警察庁が14日公表した少年非行の状況で示されたもの。
刑法犯少年は、14歳以上20歳未満で警察に検挙された少年。刑法の罪を犯した犯罪少年と、刑法に触れる行為をした触法少年に大別される。令和5年に県警が検挙した刑法犯少年は犯罪少年55人、触法少年34人の計89人で、前年に比べて4人、4.7%増加した。
一方、全国計は前年比4,062人、27.3%増の1万8,949人。10年前からの推移をみると、平成26年(2014年)は4万8,361人で初めて5万人を割り、令和3年まで減少の一途をたどった。
同4年は1万4,887人で、前年比69人、0.5%の微増に転じたものの、翌5年は30%に迫る勢いで増加。このうち最も増加率が高いのは中学生で、前年比44.3%(1,214人)増の3,955人だった。(午前零時)
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