2月の県内火災に伴う死傷者数は、昨年12月と並んで過去1年間で2番目に多かった。県総合防災課がまとめた同月の速報値で示されたもの。火災発生件数は、2カ月ぶりに20件を超えた。
過去1年間で最も死傷者が多かったのは前年3月の20人で、今年2月は前年12月とともに2番目に多い14人を数える。内訳は、死者数が2人とほぼ例年の月平均に近い水準ながら、負傷者数が12人にのぼり、過去1年間では前年5月のとともに2番目の高水準に。
一方、2月の県内火災発生件数は21件で、前年同月に比べて3件増加した。20件を超えたのは、前年12月の25件以来2カ月ぶり。うち全体の8割近くを占める建物火災は16件で、同2件増加した。
なお、林野火災は本格的な雪解けが始まる3月に初発傾向にあり、山菜取りシーズンの5月にかけて発生しやすい。ちなみに、前年は3月に5件、4月、5月に各7件と相次いでおり、入山者には今春も細心の注意が望まれる。同課が作成した今年1、2月と前年1年間の火災発生内訳(いずも速報値)は下段のとおり。
※下線部分は前月公表分からの修正箇所
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