気象庁が1日まとめた2月の気象のうち秋田北地方主要3地点の状況によると、最も特徴的なのは月平均気温の高さで、大館市と北秋田市鷹巣はともに同月の観測史上最高を記録した。また、鹿角市は同3地点で唯一の氷点下ながら、同史上2位の高さ。
<大館市> 月平均気温は平年を2.8度上回る1.4度で、それまでの2月観測史上最高だった平成2年(1990年)を0.6度更新した。19日には同月の日最高気温としては同史上初めて20度を超え、20.2度を記録。月降水量は85ミリで、平年に比べて7.6ミリ、8.2%少ない。気温の高さを反映し、月間日照時間は同17.5時間、21.2%増の100.2時間にのぼった。
<北秋田市鷹巣> 月平均気温は平年を2.3度上回る1.4度で、それまでの2月観測史上最高だった平成19年(12007年)と同2年(1990年)の各1.1度を超えた。19日には同月の日最高気温としては同史上初めて20度を上回り、20.2度を記録。月降水量は76ミリで、平年に比べて16.4ミリ、17.7%少ない。月間日照時間は同21.5時間、29.1%増の95.5時間にのぼった。降積雪の観測地点になっており、積雪の深さは平年の145センチから33センチに、最深積雪は同72センチから8センチに大幅減少するなど暖冬を裏づけた。
<鹿角市> 月平均気温は氷点下0.2度と秋田北地方主要3地点の中では唯一氷点下ながら、平年を2.1度上回り、2月の観測史上2番目に高い。14日には、同月の日最高気温としては同史上最も高い6.3度を記録。月降水量は83ミリで、平年に比べて14.3ミリ、20.7%多い。月間日照時間は同7.5時間、10.4%増の79.5時間にのぼった。降積雪の観測地点になっており、積雪の深さは平年の150センチから102センチに、最深積雪は同69センチから12センチにそれぞれ減少。 (午後3時)
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