一般財団法人秋田経済研究所は13日、「全体として持ち直しの動きが足踏みしている」とする前年12月の県内経済概況を公表した。電子部品の生産は前年を上回ったものの、機械金属は前年比減。
電子部品の生産額は、前年同月に比べて15.9%増加した。スマートフォン向けなどで低迷が続くものの車載向けが好調に推移し、3カ月連続で前年を上回った。機械金属の生産額は7カ月連続の前年比減ながら、ウエイトの高い輸送機械は回復傾向に。
清酒出荷量は前年同月に比べて3.9%減少し、5カ月連続で前年を割り込んだ。出荷先別では県内向けが同2.8%、県外向けが同4.5%の各減少。県外の主な出荷先別では北海道が同5.9%、東京が同4.2%それぞれ落ち込んだ一方、東北5県が同0.7%の微増にこぎつけた。
官公庁工事、民間工事ともに大口受注があったのを受け、地元大手(12社)の建設受注額は2カ月連続で前年を上回った。住宅着工は、2カ月連続の前年比増。
有効求人倍率は、前月比0.02ポイント減の1.31倍。新規求人数は前年同月に比べて15.5%落ち込み、10カ月連続で前年を下回った。事業主都合離職者数は、前年同月比10.4%の減少。
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