県人口の減少などを反映し、県内の運転免許人口は先細りの一途をたどっている。9年連続で男女そろって減少したものの、男女計の前年比減少数は6年ぶりに5,000人を下回った。
県警が作成した令和5年12月末現在の県内の運転免許保有者数内訳は下段のとおりだが、男女計は前年比4,625人、0.7%減の64万3,368人。平成27年(2015年)以来9年連続で男女ともに減少した一方、減少数は平成29年の4,861人以来6年ぶりに5,000人未満となった。
とはいえ、この減少ペースで推移すれば、男性は今年6月末までに33万人台に突入し、女性は来年中に30万人を割り込むのがほぼ確実な状況にある。
運転免許人口減少の最大要因は、何といっても歯止めがかからない県人口の減少。ちなみに、県がこのほど公表した元日現在の人口は91万人を割り込み、今夏にも80万人台への突入が予想される。
これに加え、県が高齢者に対して運転免許証の自主返納を奨励し、「返納によってタクシーやバスを利用する際に料金が割引されるなどさまざまなサービスを受けることができる」と呼びかけていることなども減少要因の一つとなっている。
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